私は、2011年10月中旬に乳癌宣告をされ、同年11月2日に左胸温存手術を受けました。

その後、化学療法&放射線治療を受け2012年10月中旬に全ての治療が終了し、

それ以後は定期検査で経過観察をしています。

手術から治療を含め約1年間、人には言え無い辛い思いを沢山しましたが、

何とか今年の5月下旬の定期検査まで何事もなくたどり着きました。

抗ガン剤治療をするにあたって、

血管が細い為、右鎖骨下にリザーバーを埋め込む処置もしました。

この時ほど、血管が太い人が羨ましいと思った事はありませんでした。

万が一血管の外に薬が漏れないよう安全の為とはいえ、

余分に痛い思いや嫌な思いをするのはすごく嫌でした。

埋め込むという事は、治療が終わったら除去するという事です。

除去する時期もいつするのか迷います、取ってすぐ再発したらどうしようとか、

ただでさえ辛いのに余計な事まで考えて不安になってきます。

除去するには、また局所麻酔で処置をし、痛い思いや傷跡が残る嫌な思いをしなければなりません。

これ一つとっても嫌な事で「どうして私がこんな思いをしないといけないの！」

という気持ちでいっぱいでした。

この後は、辛く長い抗ガン剤治療が待ち受けているのかと思うと余計に気が滅入りました。

でも、今考えるとこの時は何もかも初めての事で、

担当医に従って、あれよあれよと言う間に過ぎていった様な気がします。

髪の毛も殆ど抜けて、あんなに辛かったのにあっという間の1年だったなと思います。